大阪の記録

先日、JetSetMimoroというイベントにお誘いいただき、夜行バスで大阪に行った。

久しぶりに激安旅行したいなって気持ちもあって今回初めてAirbnbを利用した。移動は往復夜行バス。
夜行バスで気付いてしまったことがあるんだけど、普段全く人と関わらない近づかない生活をし続けているせいで人間の匂いにかなり敏感になってしまっている。人の匂いで死にそうだった。

今回の宿は飲食店に併設しているドミトリーって感じで、よく外国人バックパッカーとかが泊まるような所だった。
ドイツとテクノ好きなオーナーがやっているということでここに決めたんだけど、かなり良かった。今後大阪に行くことがあれば宿泊拠点は必ずここにするだろうなって思う。

イベント自体はとっても楽しかった…
主催の方が高校生の頃に僕の曲を聴いたりしていたらしく、そういう方が歳をとってイベントを打ったりするようになってることにも感動するし、そういう昔から聴いてくれてる人に呼んでいただけてとても良かった。

即イベントのスパイスとして呼ばれたんだなって把握したんだけど、セットリストを考えるのに結構迷った。3回くらい作り直した。nerveやればアイドルオタクは喜んでくれるかなとか考えてたんだけど、多分今回そういうことをやったところでチップチューンを好きにはなってくれないだろうし、だったら100%直球のチップチューンをやって、それでお客さんの中に何人か新しくチップチューン好きになってくれる人がいたら良いなって気持ちでライブをやった。

これはずっと思ってることなんだけど、一度誰かに好かれてしまったらその後一生かっこよくなくちゃいけないって責任があると思う。いつか好きじゃなくなる時は必ず来るんだけど、それでも好きになって良かったなと思ってもらえるようにしないと相手の人に失礼過ぎると思う。
成人式とかで小学生の頃かっこよかった人がうーん…って感じになっちゃってた時の絶望感というか虚無感ってかなり辛いじゃん。僕のことを好きになった人にそれを体験させるのはかなりひどいことをしてるな…って思うからなるべくずっと死ぬまでかっこよくありたい。

例えば10年くらい前にiTunesに僕の曲を入れてた人とかが家の掃除してる時にシャッフルで僕の曲が流れてきて「うわー懐かしい!聴いてたな〜」ってなって、今どうしてるのかなって思ってまだ僕がチップチューンやり続けてるの見つけるのとかとても思い出って感じで良くない?

僕はずっとあの頃も今も何も全く変わってないし、これからも変わらないから安心しててってこと。