手繋いでた方の腕から君の匂いがずっとしている

みんな〜クソみたいな人生送ってる?
奇遇だね、僕もだよ。毒にも薬にもならないクソみたいな毎日!
でも、僕には超最高な思い出がたくさんあるから永久に生きていけると思う。
それだけで幸せ。

今日は匂いについてのお話。
いい景色やかわいい人は写真に撮ったり絵にしたらずっと残すことができるし、楽しかった事や悲しかった事は日記とかに書いておけばいつでも思い出すことができる。でも、匂いって残しておけないんだ。でも、やたらと記憶に残ってしまう。

だから僕はFRAGRANCE COLLECTIONを作ったんだよ。好きな匂いを嗅ぐとその時のこととかいろいろ思い出せるしね。僕にとっては悲しいことも楽しいことも全部素敵な思い出でしか無くて、それがあったから今の僕があるわけでとても感謝している。

まあなんというか、今の自分を構成しているのは全部思い出で、いろんな思い出のミルフィーユ状態ってわけ。ミルクレープ。美味しいよね、わかる。思い出を消化して生きてる。17歳くらいの時に付き合ってた人と別れた時に「思い出は忘れるんじゃなくて、消化していけば幸せになれるよ」って言われたんだよね。

みんな嫌なことは忘れたいって思い過ぎだと思う。僕は嫌なことも忘れたくない。ずっと覚えていたい。その時僕がそれを「嫌だ!」って思ったっていうそれが愛おしい。

人間は昔から「これは残しておきたい」って感情がすごく強かったんだと思う。だからいろいろ遺跡とかが見つかってるんだよね。
みんなもう永久とか永遠とかがあり得ないことなんだって気付いてきてると思う。それは本当にそうなんだよね。どんなことがあっても絶対に無くならないなんて不可能なんだ。
人はいつか死ぬし、物はいつか壊れる。
でも、思い出は誰も干渉できないし自分が生きてる限りずっと自分の中で形を変えないでずっとずっと持っておく事ができる。思い出が形が無い物で良かったと思う。
もし、形があるものだったら何者かに壊されちゃうからすごく怖い。

で、タイトルの話なんだけどデートして帰ってきてお風呂入る時に服を脱ぐ時袖のところに相手の香水の匂いがついてたりすることあるよね。
僕はそれがめちゃくちゃエモくてエロくて最高だと思う。「あー今日はこういう匂いの女の子とデートできたんだな」って思って今日あった全部を思い出しながらお風呂に入っていろいろ考えたりしちゃうよね。

というわけで、デートしましょう。またね。